「まさか君がソレスタルビーイングだったとはね…」
「それは僕の台詞だ。まさかお前がユニオンの人間だったとは…!」
2度目に再会した場所はソレスタルビーイング保持のプトレマイオスだった。
「やばいめっちゃ怒ってる」
「当たり前だ!君は一度だってユニオンの人間だとは…」
「ティエリアだって言わなかったじゃん」
「それはっ…当然だ」
「俺だって当然だよー」
そういうと彼は怒って立ち去ってしまった。
無重力の中をどうしたらそんなに早く行けるのかというぐらいのスピードで去っていってしまった。
「やばいさらに怒らせた」
今すぐに追いかけたいが如何せん俺はいま自由がきかない。
「今だけこれ(手枷と腰の紐)外してもらえませんか?」
「無理だろ…」
茶髪のお兄さん。
「あなた、ティエリアと知り合いなの?」
茶髪のお姉さん。
ぐるりとソレスタルビーイングのメンバーを見渡して天井を見上げた。
「まいったなー…」
とりあえず、グラハム・ビリー・教授、ごめん。
俺、捕まっちゃいました。
俺の捕虜生活