「えーっとロックオンさん」
「ロックオンでいい、呼びにくいだろ?」
そう言って向けられた笑顔がまぶしいよロックオン!
「で、アレルヤさんと刹那さん」
「僕もアレルヤでいいよ」
「俺も呼び捨てで構わない」
口々にそういってくれるガンダムのマイスターたち。
ユニオンにいたとき想像としていたのとは全然違うほど、若くて良いやつらの集団だ。
「じゃぁ、俺も呼び捨てでいいから」
そういうと彼らは頷いた。
なんだここ凄く居心地がいいぞ。
以前、手枷はされていても(腰は外してもらいました)空気が意外にアットホームだ。
これは友達になれるな。
俺、敵だけど。
「えー…と、ティエリアを探しに行きたいんだけど…歩き回っちゃまずいですかね?」
「それは難しいかもな…」
ロックオンが考え込むしぐさをとる。
「でもあのままティエリアを放っておくと後がさらに大変に…」
「それは、そうかもね」
俺の言葉にアレルヤが賛同してくる。
良い子だ。
「お前はティエリア・アーデと何故、知り合いなんだ?どういう関係なんだ?」
刹那の疑問は全員の疑問らしく顔を向けてくる。
「いや、えと、地上で顔見知ったくらいで、お茶したくらいで、時々買い物に行ったくらいで…」
まさか、付き合ってるんです俺達、なんて口が裂けても言えません。
ごめんグラハムまだ帰れなそう。
俺の友達生活